TOEIC600点を越す勉強法【900点オーバーが解説】

こんにちはケイタです!

  • TOEIC600点を超えたいけど、勉強法がよくわからない。。
  • TOEICを今まで受けたことないけどどうやったら点数上がるんだろう。

そういった方のお力になれる記事です。

筆者は、英語を始めたのも、田舎の公立中学校で13歳の時に「ABCの書き方」から始めました。その後、海外の大学院に進学をした経歴があります。

TOEIC 950点と英検1級は、イギリスの大学院留学前に取得をしています。

今回の記事では、そのような筆者が「TOEIC 600点超え」を目指す、具体的な勉強法について解説をします。

これをそのまま実践できれば、600点は超え、あなたの目標を叶えられる確率は非常に高いです。

ぜひこの方法を学んで、実践していってください。

目次

勉強を始める前の準備

Step1.過去問を勉強なしでやってみる

まずTOEICの勉強を始める前に、TOEICの過去問を1つ用意しましょう。

残念ながら、英検のようにTOEICはネット上で過去問が公開されていません。なので、過去問を1つ購入しましょう。

筆者が実際に使用していた過去問はこちらです。

そして、「勉強なし」の状態で、その過去問を本番と同じ時間を測って解いてみてください。

その取れた点数によって、これからの勉強時間の目安が決まります。目安の時間は以下の表を見てみてください。

出典:Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』P.6

左に記載してある「Current Score」が現在のスコア、上に記載がある「Target Score」が目標とするスコアです。

例えば、現在250点の方は、Target ScoreとCurrent Scoreが交わっている点が「950」ですので、おおよそ950時間の勉強時間が必要となります。

ここで気をつけてほしいのは、これは非効率な勉強法をしている人も含まれていることです。

これから紹介する方法を使えば、この時間の1/3〜1/4程度の時間で大丈夫だと思います。

そのため、現状250点の方なら約300時間時間、現状350点の方なら約250時間程度を見ておくとよいです!

自身のスケジュールと相談し、この時間を確保していきましょう。

Step2.勉強時間以外でも英語に触れる

勉強時間以外の隙間時間についても、英語に触れる機会を作っていく必要があります。

ただ、この時間に関しては「英語の勉強のため」と思わず、「楽しむ」ことを最大の目的にしていきましょう。

英語の勉強においては、「楽しむ」ことが最大の近道です。

これに限らず、本でもSNSでも何でも大丈夫です。自分が楽しいと感じていることを少し英語に置き換えてみましょう。

勉強の仕方

ここまで準備をしたら、いよいよ具体的な勉強法に入っていきます。

単語、リーディング、リスニングに関して、それぞれステップを踏んで解説していきますので、これを実践していってください。

Step1.英単語帳を一冊のみ購入

まず、TOEICの試験のための英単語帳を一冊購入してください。

この時購入するのは可能であれば、600点向けの単語帳ではなく、700点、可能であれば800点超えを目指す単語帳を購入してください。

理由としては、「700点、800点を目指した語彙力を勉強していけば、必然と600点を超える」ためです。

オススメの単語帳に関しては、以下に記載しておきます。

Step2.単語を覚える

ここから単語を覚えていきますが、「小さく毎日継続すること」を重要視して欲しいです。

具体的な方法は以下に解説をしていきます。

単語を覚える方法
  1. その日の朝、「1日あたりの単語」とその例文をスマホのメモに記載してください。紙の単語帳が良い方はそちらの方法を使用してください。
  2. 移動時間等、隙間時間ができたらそれを繰り返し見てください。数分程度の短い時間構いません。

これをやる理由としては、脳の長期記憶に入れるためです。

脳は何度も同じ情報を見ていると、これは重要な情報であると思うため、何度も同じ情報を見ることで、脳の長期記憶に入れることができます。

Step3.リーディングのための問題集を購入

Step2を行いながら、Step3は行なっていきましょう。

リーディング力を伸ばすため、以下の2つの書籍を購入しましょう。

ポイント
  • 文法書
  • 問題集

文法書は「基礎固め」のためです。600点に達成するために、問題を解く前に基礎固めを行なっていきます。

おすすめの文法書はこちらです。

これとは別に、問題集を準備する必要があります。

問題集は基礎固めを行った後に、問題を解く回数を重ねるための書籍です。

この問題集は、自分が合っていると感じたもので大丈夫です。

ただ、どんなものが欲しいか分からない場合は、問題を解く回数を重ねていきたいため、可能な限り問題数は多めのものを選ぶと良いです。

参考までに、筆者が使用していたものはこちらになります。

Step4.文法の勉強を行う

書籍の準備が出来たら、最初に文法書を勉強していきます。

まず、購入した文法書を一周して理解しましょう。

ポイント

文法書の事項が説明している内容を細部まで理解し、自分で簡単に説明できるまで理解をします。

そして、理解した後はその文法事項を使って、実際に文章を作成します。

作成をした英文をその後、音読をしていきます。音読に関しては、最低3回程度行いましょう。

1周目をおこなった後は、2周目を同じステップで行います。

ここで気をつけて欲しいのは、1周目で作った例文とは別の例文を作成することです。

2周目では、1周目とは別の例文を作成することで、学んだ文法項目の応用力を高めていきます。

文法書の2周目と1周目は、時間がかかるかもしれませんが、それの問題はありません。

基礎固めが出来ていれば、TOEICの点数はすぐに上がるので、全てのステップの中、ここで一番時間をかける勢いで勉強をしていきましょう。

 

1周目、2周目が終わったら、3周目に入ります。

ここは最終確認の意味も含めて、スピードを上げて行なっていきます。

文法書を1、2回周回した際に理解できている文法の項目は軽く確認をする程度にとどめ、理解の出来なかった文法事項に対して時間をかけて理解をしていきます。

 

3周目が終了したら基礎固めは高いレベルで出来ているはずなので、ここから問題集を解くことに入っていきます。

Step5.問題集をこなしてリーディング力を伸ばしていく

ここで使用するのは、問題数をこなすために購入した問題集です。これを使ってリーディングの訓練をしていきます。

TOEICのリーディングは以下の3つのパートに分かれています。

  • Part5
  • Part6
  • Part7

これらのパートごとの目標時間を設定します。600点突破の目安の時間は以下の通りです。

目標時間
  • Part5:問題1つにつき、1分
  • Part6:全体で12-13分程度
  • Part7:全体で60-70分程度

TOEICの問題は数が多いので、この時間配分だと全て解ききれない問題が出てくる可能性がありますが、この時間を達成するよう問題集を解いていきます。

 

この問題集も「3周すること」を目標に行なっていきます。

1周目の目標は「問題形式に慣れること」、「分からない単語と文法を洗い出すこと」です。

問題形式に慣れていないので、目標時間通りには終わらないと思います。ただ、時間通りに終わらなくても、全て終わらせてください。

問題が解き終わったら、「分からなかった単語」、「分からなかった文法」を記録し、それを復習していってください。

 

2周目以降の目標は「目標時間に8割以上の得点を取れるようになること」です。以下の2つが達成できるようになるまで、1周目と同じ学習法を繰り返していきます。

ポイント
  • 目標時間以内に終わらせること
  • 得点率は8割以上

購入した1つの問題集で、この二つが達成できるようになれば、リーディングに関しては600点を超える実力は確実についています。

Step6.リスニング用問題集を購入

リスニング力を伸ばすため、以下の2つの書籍を購入しましょう。

ポイント
  • 問題集
  • 公式問題集(過去問)

問題集は基礎固めを行った後に、問題を解く回数を重ねるための書籍です。

リーディングと同じく、この問題集は、自分が合っていると感じたもので大丈夫です!

ただ、どんなものが欲しいか分からない場合は、可能な限り問題数は多めのものを選ぶと良いです。

 

参考までに、筆者が使用していた問題集を記載しておきます。

Step7.ディクテーションとシャドーイング

リスニングに関しては、購入した問題集を2周することを目標にして勉強していきます。

まず1周目は普通に問題を解いていきます。この時点では目標の点数に届いている必要はありません。

そして、間違えた問題、自信のなかった問題を洗い出します。洗い出した後は、その問題に対して以下のことをやっていきます。

ディクテーション

間違えた問題に対して、「ディクテーション」を行なっていきます。

ディクテーションとは、「書き取り」のことを意味します。

ポイント

答えを見ずに、リスニングの問題が言っていることに対して、そのまま英文で書き出しを行なっていきます。

最初慣れるまでは、途中何度か止めても大丈夫です。

間違えた問題に関しては、全て書き取れるようになるまでディクテーションをやっていきましょう。

ただ、Part4等、かなり長い問題もあります。

長い問題に対しては、自分が聞き取れなかった箇所のみのディクテーションで構いません。

間違った問題、自信のなかった問題を全て書き出せるようになったら、次の「シャドーイング」のステップに入っていきます。

シャドーイング

シャドーイングとは、「問題文に合わせて自分も合わせて喋ること」です。

ディクテーションの仕上げに行なっていきます。

ディクテーションの仕上げという位置づけですので、ディクテーションができるようになった問題に対してのみ行なっていきます。

ポイント

ディクテーションを行った後に、問題の音声を流しながら2、3度自分も声を出して読んでみましょう。

この作業は結構難しい作業ですので、最初はおそらく追えないと思いますが、トライするのみで大丈夫です。

聞きながら話すことは、かなりの集中力が必要なので、その集中力がリスニング力を向上させてくれます。

分からなかった問題をディクテーションとシャドーイング

1周目が終了したら、もう一度同じ要領で問題集を解きます。

ディクテーションとシャドーイングを行なっているので、かなりの問題数ができるようになっているはずです。

2周目でも分からなかったものに関しても、1周目と同じく、ディクテーションとシャドーイングを行なってください。

2周目でも聞き取れなかったものに関しては、苦手意識がある問題(発音等に苦手意識がある)ものの可能性が高いです。

出来なかった問題に関しては印をつけて、何度も行なっていきましょう。

根気強くやっていきましょう!

Step8.模擬試験を行う

試験の1週間前になったら、実際に試験の時間を測り、模擬試験を行います。

使用する問題集はTOEICが出版している実際の過去問を使用しましょう。

実際に問題を解いた後に、間違った問題(終わらなかったものは除く)に関しては以下を行ってください。

リーディング
  • 分からなかった単語を書き出す(その問題に関わる部分)
  • その問題に関わる部分の文法説明は答えを確認し、自分で説明出来るレベルに持っていく。
リスニング
  • 聞き取れなかった部分に対してのディクテーション
  • ディクテーションが終了したらシャドーイング

ここまで行えば、600点を超えないとは到底考えられません。ぜひ、本番で今までの成果を出し切ってください!

まとめ

今回の記事では、「TOEIC 600点突破」を目標に、具体的な方法を提示いたしました。

この方法は、筆者が留学前に英検1級、TOIEC900点を取得した際に使用していた勉強法そのままです。

これをそのまま実践することが出来れば、600点を超えないことの方が難しいはずです。

ぜひ、この勉強を参考にして、TOEIC 600点を超えて、あなたの目標とするキャリアや希望を実現していってください!

応援しています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。