こんにちはケイタです。
今回の記事は、以下のようなお悩みを持っている方に向けた記事です。

- 留学に行きたいのだけど、エッセーとか志望動機書とか書き方がわからない。。
- 周りに行った人がいないから添削を頼む人がいない。。。
私は2018年にイギリスへの大学院留学を行い、Distinction(成績優秀)で卒業をしました。
卒業後、都内外資系企業に勤める傍ら、30通以上の大学院留学のための書類(Personal Statement)の添削を行ってきました。
なので、「エッセーの書き方」についてはかなり自信があります。
これらの経験から、エッセーの書き方のコツをお伝えしていければと思います。

ぜひ参考にしてみてください!
目次
1. 大学側が求めていることを理解する

まず大前提として、大学側が求めていることをきちんと理解しましょう。
でないと、全然求められていないよく分からないエッセーとなってしまいます。
まずエッセーを書き始める前に、大学院側が求めていることを洗い出す必要があります。
どうやるかというと、大学側のホームページをきちんと見てみることです。
大学院側の多くは「こういうことを知りたいです」としっかりと書いています。
例えばですが、UCL(University of College London)では以下のようなことが言われています。
・Your passion for your subject
・How you are a good fit for your chosen programme
・What you will bring to the university community
https://www.ucl.ac.uk/prospective-students/writing-personal-statement
ここでは、
- なぜその科目に熱意があるのか
- なぜ自分はそのプログラム入るべきなのか
- 大学側として、自分を受け入れることでどのようなメリットがあるのか
この三つがしっかりと書かれていますよね。
この三つに答えていくのが、エッセーの役割となります。
逆にいうと、この三つを無視して書くのは致命傷となります。
良く陥ってしまうのが、この三つを無視して、「私はこれこれが出来ます。。」と延々にスキルや経験を羅列してしまうことです。
しっかりとした経験やスキルがある人にありがちなので、新卒ではない社会経験のある方は気をつけていきましょう!

スキルのアピールは程々に
2. 大きな夢から書いていく

大学側が求めているものをしっかりと理解したら、ここからエッセーを書くことに移っていきます。
今回は、以下の三つを大学側が求めていることを想定して解説していきます。
- なぜその科目に熱意があるのか
- どういう経験があるのか
- どういうことを大学側にもたらしてくれるのか
だいたいのPersonal Statementはこの三つが聞かれることが思いと思いますので、今回はこの三つを例に進めていきます。
これらに論理的に答えるためには、以下の流れを守っていきましょう
- 大きな夢
- そのために必要な目標
- 目標を達成するためのスキル
こうすることで、こんな風に論理的に思わせることが出来ます。

この人はこういう夢に向かって努力できそうだし、ちゃんとそれを達成するスキルもありそうだな
こう思わせたらこちらの勝ちです。
この形をしっかりと守って書いていきましょう。
3.具体的な書き方

今まで「絶対守るべき型」について解説してきました。

それはわかったけど、どうやって書いていけばいいの?
こういう疑問があると思います。
今回の章ではこのような疑問にお答えしていきます。
具体的にはこういう構造で書いていきましょう。
- 自分の夢+そのきっかけ
- その夢達成に必要なことはこのコースに入ることである。その理由。
- このコースではこういう大変なことがあるが自分は達成できる。
- 自分はこういうスキル、経験を持っているからその大変なことも乗り越えられる。
- 加えて、私は〇〇という経験があるから、このコースにこういうメリットがあります
具体的に詳しく解説していきますね。
1.自分の夢+そのきっかけ(大きな夢)
ここで大きな夢の方向性を書いていきます。
書きたいこととしては、「こういった大きな夢があるので、その目標を達成するためにこの大学院を使用したいです」です。
例えるならば、
この山(夢)に登りたいです。この大学院(登山の装備)を使わせてください。
といった感じですね。
私の場合は、こんな感じの論理構成で書いていました。
- 私が心理学に興味が出たきっかけは、うつ状態になったことを経験したことでした。うつ状態のとき、家族関係と精神疾患の本を読み、自分と家族の関係が大きく影響していることに衝撃を受けました((夢のきっかけ))
- このことから「家族心理学」や「臨床心理学」に興味が出て、その道の研究者として働きたいと思うようになりました(夢)
次に、この夢を達成するために大学院を使いたいですということを説明していく必要があります。
2.その夢達成に必要なことはこのコースに入ること+その理由(中期目標)
ここでは先ほどの章で述べた、「夢」を達成するため、この大学院に入る必要性を頑張って説得していきます。
ここで重要なのが、「このコースでないとダメな理由」をしっかりと書くことです。
自分が学生を取る側だとして考えてみると、
「このコースの〇〇が魅力的で、ここでないと私の夢が達成できないんです!」って言ってきたら、その学生取りたいですよね。
そんな風に書いていきましょう。
そのためには、以下2つを抑えておくと良いです。
- モジュール名
- 大学院の教授名
そのコースにしか無いようなものをかけるとより良いです。
私の場合は、「心理学の研究者になる」という夢を達成するために、こんな風に書いていました。
- 精神保健には、家族関係や社会情勢や地域社会等も影響してきます。
- このコースでは、家族関係だけでなく、地域社会との繋がりも学ぶことができます。
- 加えて、虐待があった家庭等への介入方法も学ぶことが出来ます。
- したがって、このコースは私の夢を達成するために最適なコースです。
こんな風に、なるべく具体的に「このコースでしか学べないこと」を中心に書いていくと説得力が増していきます。
3.自分はこういうスキル、経験を持っている+そのため目標達成の壁も乗り越えられる
最後に、中期目標を達成するために必要な「壁を乗り越えられるスキル」を記載していきます。
具体的には、「こんなつらいことあるだろうけど私はこんな経験があるから乗り越えていけますよ」といった形で書いていきます。
こうすることで、「こいつならちゃんと中退とかせずにやっていけそうだな」と思わせることが出来ます。
私のケースでは、こんな風に書いていました。
- 実際のコースでは実際の家庭に訪問するような機会もあると推測しています。
- ボランティアベースのカウンセリングを数年行っていました。
- 加えて、〇〇の資格を持っており、体型的な知識も持っています
- しかもオンコースには、日本出身の人はいないと思います。文化が大きく影響してくる家族心理楽の分野では、新しい知見を持ち込むことができると思います。
こんな感じで、以下の三つを記載していきます。
- 実際起こりうる困難
- 今持っているスキルでどう対処するか
- 自分が大学側に持ち込めるスキル
を記載しています。
ここまで書くことが出来れば、かなり論理的に目標達成が出来ると思わせることが出来ます。
書き方のまとめ
まとめると以下の通りです。
- 自分の夢+そのきっかけ
- その夢達成に必要なことはこのコースに入ることである。その理由。
- このコースではこういう大変なことがあるが自分は達成できる。
- 自分はこういうスキル、経験を持っているからその大変なことも乗り越えられる
- 加えて、私は〇〇という経験があるから、このコースにこういうメリットがあります
私の場合はこんな風に書いていきました。
少し長めですが、参考にしてみてください!
- 私が心理学に興味が出たきっかけは、うつ状態になったことを経験したことでした。その時、家族関係と精神疾患の本を読み、自分と家族の関係が大きく影響していることに衝撃を受けました。このことから「家族心理学」や「臨床心理学」に興味が出て、その道の研究者として働きたいと思うようになりました
- 精神保健には、家族関係や社会情勢や地域社会等も影響してきます。このコースでは、家族関係だけでなく、地域社会との繋がりも学ぶことができます。加えて、虐待があった家庭等への介入方法も学ぶことが出来ます。したがって、このコースは私の夢を達成するために最適なコースです
- 実際のコースでは実際の家庭に訪問するような機会もあると推測しています。ボランティアベースのカウンセリングを数年行っていました。加えて、〇〇の資格を持っており、体型的な知識も持っています
- このコースには、日本出身の人はいないと思います。文化が大きく影響してくる家族心理楽の分野では、新しい知見を持ち込むことができると思います。
ぜひ「大きな夢→それを達成するための中期目標→それを達成するためのスキルを持っている」ということが書かれていることに注目して参考にしてみてください!
補足:文法ミスには要注意

論理構成ももちろん重要ですが、書いていく中で最も重要になってくることがあります。
それが、「文法ミスを一切無くすこと」です。
全く違和感のないところまで持っていく必要があります。
というのも、こういった志望動機書等はエッセーライティングのスキルが見られています。
ここで文法ミス等があったりすると、

- この人ちゃんと論文書けるのかな?
- 英語力は大丈夫なのかな?
- 修士論文書き上げられるのかな?
レベルの高い大学院等になると、これだけで落とされることも予想されます。
エッセーは提出する前に「必ず」数人のネイティブチェックは入れてください。
知り合いにいればぜひ頼んでください。
もしいないのであれば、私も出品しているココナラ 等のクラウドソーシングで探して頼んでみるのもありです。
「英語チェック」、「翻訳」等の名前でサービスを検索してみてお願いしてみてください。
私は提出前にネイティブ3人、海外院卒の人3人に見てもらって提出をしました。
お金を払って頼んだとしても、数千円〜数万円程度で未来の可能性を広げることができます。
やらない理由は正直ゼロだと思います!

自己投資は惜しまずに
最後に
ここまで「エッセーの書き方」について解説をしてきました。
今回解説した方法は、今まで数十人の添削を行ってきて、80〜90%の方は書類を通過しています。
ここに載っている方法を実践すれば、まず問題ありません。
ぜひ実践してみてください。
もし私に添削してほしいとかありましたら、以下のリンクからでお声がけくださいね。
イギリスの大学院をDisctintion(成績優秀)で卒業した実績と、30人以上を添削してきた実績からしっかりと添削をさせて頂きます。
コロナが流行ってから、今までよりも留学は難しいものになってしまいました。
ですが、こういった中でも留学に挑戦するあなたを応援しております!

ぜひ頑張っていってください!