みたいな疑問にお答えします。
HSP自覚している方って、人の顔を伺いすぎちゃったりしますよね。
そこで重要になってくるのが、「愛着」の考え方です。
「愛着」を知っておけば、HSPの自分のことをより深く理解することが出来ます。

超初心者の方向けに、愛着を大学院で専攻していた筆者が解説していきますよ
目次
愛着とは、「人との関わり方マニュアル」

愛着とは簡単にいうと、あなたの頭の中にある「人との関わり方マニュアル」です。
HSPの方は、「常にニコニコして対応すること」といったマニュアルが頭の中にあることがありますね。
他にHSPの方によくあるものとしては、以下のものがあります。
- 怒っている人がいたら、自分のせいだと思って対応すること
- 弱いところを見せたら価値がないと思われる可能性があるので、欠点は見せないこと
- 困っている人がいたら、何がなんでも助けること

自分にもありました。。
愛着は、他人に自分を守ってもらうための手段
人間が、こういう「愛着」を持っている理由はなんでしょうか?
それは、「人間は他人と関わらないと死んでしまう」からです。
人間の赤ちゃんを考えてみてください。
人間の赤ちゃんって生まれてきた時点では本当に何も出来ないですよね。

馬の赤ちゃんは生まれて2時間もすれば歩き出すのに、人間は1年半くらいはかかります。
なので、人間の赤ちゃんは「他の人に自分を守ってもらうこと」が最優先になります。
そのため、自分なりの「こうすれば人に守ってもらえるであろうマニュアル」を頭の中に経験から作り出します。
例えば、「親のご機嫌取り損ねると怒られる」と学んだ場合は、「親のご機嫌は取らなきゃいけない」と学びます。
人の赤ちゃんは、他人に守って貰わなきゃ死んでしまうので、「こうすれば人に守ってもらえるであろうマニュアル(愛着)」が出来る
愛着は大人になっても基本的にそのまま

それって子供の時だけの話じゃなくて。。?
という疑問も出てくるかと思います。
実は大人になった後も、小さい時に学んだ愛着を基本的にそのまま使います。
例えば、小さい時に「いい子にしてないとママパパに怒られる」と考えていた人は、
それをそのまま「いい人にしていないと周りの人に認められない」といった形で、
他人や社会に同じような関わりをしていきます。

これが「小さい時の家庭環境重要だよ」って言われてる理由ですね。。

HSPの愛着の例
HSPによくありがちな傾向として、以下のようなものがあるみたいです。テキトーに5つぐらい拾ってみました。(引用)
- 自己否定しがち
- 他の人からの否定を強く怖がる
- 他人と自分をよく比べる
- 周りの人がどう思ってるかを気にしすぎる
- 他の人の感情に敏感
よくある5つ目の「周りの人がどう思ってるか気にしすぎる」という考えを愛着から説明していきますね。
他人(親)の機嫌を伺って、自分の行動を変える

「周りの人がどう思っているか気にしすぎる」という気持ちが強い方は、
以下のような家庭環境で過ごされた方が多いです。
- 何か出来ないと怒られた(勉強とか)
- 親の機嫌によって態度変えられた
こういう状況に置かれると、
「親の機嫌を伺って、自分の行動を変える」という愛着を身につけます。
図解するとこんな感じです。

この「機嫌を伺う行動」を専門用語では、「Compulsivity(強迫性)」と呼びます。
それが大人になって続くと、HSPの特徴にバッチリ当てはまるようになります。

小さい時の環境の影響ってすごいですよ。。
愛着を勉強して自分の考え方のクセを知ろう
もし読んでいただいている方の中で、「自分これだわ。。」って方がいたら、
愛着の勉強をしていくことをオススメします。

自分の思考のクセを知ることで、自分の感情を客観的に考えることができます。
「勉強してみたいかな?」って思った方は、こちらに愛着障害の方向けの本をまとめてあります↓
超初心者向けから心理専門職の方向けまでまとめてあります。
もしも聞いてほしいって方いれば、僕がココナラで話を聞いておりますので、よろしければこちらからどうぞ↓
幼少期の家庭環境があなたに与える影響を教えます 現状の生きづらさの原因を心理学的に徹底分析
まとめ
以上のことをまとめるとこんな感じです。
- 愛着は「人との関わり方マニュアル」で、小さい時の経験で書かれる
- 親の機嫌を伺う状況にあると、他人の感情に敏感になることがある
- 感情に敏感なのは、Compulsivityと呼ばれる
今回の記事は「愛着障害」について初心者の方向けにまとめた記事になりました。

ぜひ一緒に学んで生きやすくなっていきましょう!
自分HSPかもしれない。。なんか人の顔伺いすぎちゃうし。。