こんにちはイギリスの心理学系院卒のケイタです!
今回の記事では、

- なんか頑張りすぎちゃう
- 人の顔を伺いすぎる
- 完璧主義でつらい
って方に向けて、「執着」についてお伝えしたいと思います。
この記事を読むことによって、
- 頑張りすぎてしまう心理
- 人の顔を伺いすぎてしまう心理
- 完璧主義になる心理
こういったものが分かるようになります。
ぜひこの記事を読んで、解決のヒントを見つけていってください!
目次
執着=
執着=「自分の気持ちを抑えて、何かに執着する」ということ

この記事を読んでいる方はこんなお悩みを持っているのかもしれません。
- 自分より相手のことを優先してしまう
- 限界を超えて頑張ってしまう
こういった悩みを持っている方は、何かに「執着」しているかもしれません。
執着とは、「自分の感情を抑えて、何かに執着する」という意味です。
身近な例で言うと、
- 相手や空気を優先する→自分を押し殺して、他の人がどう思うかへの執着
- 限界を超えて頑張る→自分を押し殺して、「結果を出せる」、「努力できる」自分への執着
この「強い執着」は心理学では、Compulsivity(強迫性)って表現されます。
例えば、心理学の専門用語ではこんなふうに表現されます。
- 相手や空気を優先する→Compulsive Caregiving(強迫的な相手の世話への執着)
- 限界を超えて頑張る→Compulsive Compliant(社会要請への強迫的な応答)
強く何かに執着をするっていうのが、
そうなる理由はいくつかある

ではなんでこんな強い執着を持つようになるんでしょうか?
- 他人の顔を伺ってしまう
- 完璧主義
二つのケースに分けて解説しますね!
【他人の顔を伺ってしまう場合】「自分<他人」を強いられる社会
これは、
- 他人の顔を過度に伺ってしまう
- 自己主張ができない
という方に多く当てはまるものです。
大きな理由の一つが、「自分の感情を出さないで、他の人に尽くす」ことを良しとする日本社会の構造です。
要は、あなたのせいじゃない可能性高めです笑

日本の文化を考えると、「自分の感情は出さないで、他の人の感情を考えなさい」のオンパレードですよね。
いい悪いじゃなくて、そういう傾向はあるかと思います。
例えば、学校での「いい子」の模範例を考えると、
- 静かで、親とか先生の言うことをちゃんと聞く子
- 授業を静かに座って聞く子
- 勉強できる子
みたいな感じですよね。
大人になったらなったで、「いい社会人」って
- 上司や会社の言うことをちゃんと聞く人
- あんまり自己主張強くない人
- 仕事の結果を出す人
みたいな人物像が理想になります。
例外も増えてはきていますが、基本的にこんな感じだと思います。
加えて、幼少期の家庭環境も影響してきます。
幼少期の家庭環境が、「自分の感情は出すな」って感じの家庭で育ったとしましょう。
そうなると、社会とダブルで「他人に尽くしなさい」って圧がかかります

こんな中で何十年もすごしてれば、「自分を押し殺して、他人に尽くすのが大事」っていう執着につながるのも当然ですよね。
【完璧主義の方】結果を出さないとダメな家庭環境
これは、主に以下のような方に多く当てはまることです。
- 完璧主義
- 頑張りすぎる
- 休むのが下手
このような方は、「勉強や仕事の結果」に強い執着がある可能性があります。

こうなるきっかけの多くが、幼少期に「結果の出ない自分」を認めてもらえなかったことです。
何かで結果を出さないといつも怒られたりした経験があると、「結果のない自分は無価値」と思ってしまうことがあります。
例えば、学校のテストの点取れなかったりしたら
- めちゃめちゃに怒られる
- 塾とかに問答無用でぶちこまれる
- 体罰とかがある
みたいなことがあることがあることが多いですね。
こうなると、
- 絶対に失敗しないようにする完璧主義
- いい結果を出すために常に頑張り続ける
こういう癖がついてきてしまいます。
社会的にもOKだから頑張り続けてしまう
さらに、社会的にもこういう「頑張る」ってわりと良しとされていますよね。
そうなると、「結果を出すために常に頑張り続ける」に拍車がかかります。
図式をするとこんな感じです。

このループに入ってしまって、限界まで頑張ってしまう方が結構います。
じゃあどうすればいいの?

でもやっぱり人の顔を伺っちゃう。。頑張りすぎちゃうんだけどどうすればいいんだろう。。
って方も実際いるかと思います。
って方に私がお伝えしたいのは、これです。
他の人なんかに認められなくても、あなたには価値はあります。
あなたは他の人に認められなくても価値はある

まず伝えたいことは、「あなたは他の人なんかに認められる必要はない」ってことです。
「人の顔を伺ってしまう」、「頑張りすぎてしまう」って方は、めちゃくちゃ真面目な方が多いです。
実際、多分あなたはこんな長所があるんじゃないでしょうか?
- 人当たりがよい
- サービス精神が強い
- 仕事熱心で信頼される
- チャレンジ精神が強い
- かなり謙虚
- 思考力が高い
自分の良い面ってわからないものなので、多分あなた自身だとわからないと思います。
こういう良い面を持ったあなたは、別に仕事だとか勉強なんかで結果出さなくたって価値はあります。
とはいえ、なかなかそうはいっても辛いものは辛いと思うので、
今まで僕が読んできて、助けられた本を紹介しておきます。

この2冊は「他人と比較して、ネガティブになりがち」、「他人に尽くしてしまう」って人におすすめです!
「他人と比較してネガティブになる」で横に出るものはいなかったくらいの僕が、助けられた2冊になります。
以下の2冊は「頑張りすぎてしまう」って方におすすめです。
実際に自分も読んでかなり助けられた2冊になります。

別に嫌なことをそんなに無理して頑張らなくてもいいんだなってのを学ぶことができます!
あなたにはいるだけで価値があるので、嫌ことを無理に頑張る必要はないんですよ!
まとめ
今回の記事では、「執着」についてまとめました。
簡単に内容をまとめると、
- 「執着」が、「人の顔を伺う」、「限界を超えて頑張る」を生み出す
- 執着が生まれる理由は、「社会」と「個々人の家庭環境」
- 自分の感情を認めるのが重要
何かの助けになれば幸いです!